カテゴリー : 「 よよよの人間観察」

久々にえのさんと都内に出かけました。
通りに面したカフェで、二人並んで駅前の雑踏を眺めながらランチをとっていたところ、隣の席にいた若い女性の二人連れが突然、「あっ、○○センセイだっ!」と声を上げました。
彼女たちが指差すほうを見ると、あまりの暑さで茹でダコのようになっている背の高いスーツ姿の男性が、額に張り付いた少な目の髪の隙間をハンカチで拭いながら、駅のほうに向かって歩いているところでした。
距離にするとこちらと3メートルも離れていないでしょうか。
でも、あっちとこっちとの間には、外界と店とを仕切るブ厚いガラス板が。
音声は遮断されているし、ガラス越しだし、彼女たちのことなんか気づくわけないだろうと思っていると、不意に茹でダコがこっちを向きました。

「○○センセイ〜!」

女性たちが手を振ると、びっくりしたように駈け寄ってくる茹でダコ。
お互いの声は聞こえないけれど、ジェスチャーで何やらやり取りをはじめたようです。
彼女らが、『センセイ、お久しぶりです。お元気ですか〜?』みたいなことを口の動きとアクションで伝えようとすると、茹でダコは、ラジオ体操第二に出てくるようなガッツポーズで返しています。
ということは、意味が通じているのでしょうか。
「あっ、○○センセイも元気だってよ〜!」
キャッキャッと喜ぶ女性たち。
それを見て、明らかに嬉しそうな顔をするセンセイ。
もともと明るいキャラクターの人なんでしょうか、どんどん顔の表情も体の動きもオーバーになっていきます。

一方、女性たちはというと、動けば動くほど、静かな店内で浮いていくのでした。
まわりの空気を察したのか、そろそろ切り上げようとする彼女たち。
『センセイ、またゆっくりお話しましょう』みたいなことを、身振り手振りで伝えようとするのですが、うまくいきません。
茹でダコがわざわざウインドーの際までやってきて、オーバーアクションで『何だい?』みたいな動きをするのですが、どう見ても水槽に張り付いたタコ。

それを別の角度から、紅茶をすすりながら優雅に鑑賞するえのさんと私・・・
T駅前のカフェはちょっとした都会の水族館でした。

 

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2008年07月17日
若いお母さん

娘と同じクラスの子のお母さんで、以前から、お肌がツルツルでかわいいなぁ〜と思っている人がいたのですが、やはり同じふうに思っているお母さんがいたようで、父母会の日、その人に話しかけていました。
「ねぇ、山本さん(仮名)、もしかしてすんごく若いんじゃなぁい〜?」
すると、そのへんにいたお母さんたちが、一斉に話に加わってきました。
さすが、みんな年齢の話となると興味津々ですな。

「そうそう。私も若いんじゃないかな〜と思ってた!」
「お肌なんかシワひとつ無いもんね」
「何歳か聞いてもいい?」
ここで「そんなことないですよ〜」と答えると反感買うと思ったのか、それとも別に隠す理由などないと思ったのか、山本さんはあっさり 「うん、皆さんより若いと思います」 と答えました。

「えーと、ハタチで生んだとして、今35〜6って感じじゃない?」
先ほど話しかけた小沢さん(仮名)が言いました。
山本さんが「さあ、どうでしょう・・・」とお茶を濁していると、みんなで推理合戦が始まりました。
「40はイッてないわよねぇ〜」
「何歳で山本クンを生んだの?」
「今までもクラスのお母さんの中じゃ若いほうじゃなかった?」
と、矢継ぎ早の質問。

私も、干支の話題で攻めようかな〜などと考えていたのですが、『中学校のとき自分より3つ下のお母さんがいた』との証言から、小沢さんの目が素早く山本さんにロックオン!キラーンと輝いたぁぁぁ!

「そのヒト16で生んだのよ!だから山本さんは19で生んだんだわ!だから35よっ!35ね!」

大きな声で自信満々に語る小沢さん。
彼女の「脳内計算機」がものすごい速度で回転するのを、ビックラこきながら見ていた私は、その演算処理能力にも舌を巻くのでした。
山本さんは、小沢さんの推理通り35歳でした。

「うっわ〜、若い!」
「やっぱりそうよねぇ〜」
「見た目は正直〜」
口々に驚嘆の声を漏らすお母さんたち。
普通、誰かが年齢を打ち明けると、渋々ながらも暴露大会が始まるもんですが、さすがにみんな貝になっています。
たぶんその場にいた人たちは、私も含めて、山本さんとはひと回り近く離れていたに違いありません。

「確か下に小学生のお子さんがいるって言ってたよね〜」
突然話が下の子のことになりました。
「小6だったっけ?」
なぜかイヤ〜な予感がしました。

「確かよよよさんちのお子さんも、6年生だったわよね?」

(えっ、なぜこの場でウチを引き合いに出す!?)

とも言えないので、
「ウチは年取ってからの子だから・・・」
と笑ってはぐらかしましたが、山本さんが19で出産したとき、私はとっくに30過ぎてたんだな。

いつもは年齢を公表することが苦にならない私ですが、さすがにこの場で言う勇気はありませんでした。
まあそれ以前に、誰も私の年なんて興味ないでしょうが。

 

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娘が卒業した中学に最後のご奉公に行ってまいりました。
ええ、PTAの新旧役員交代ですわ。
去年自分たちが所属していた広報部は、一度も顔を見せない人が多く、少ないメンバーをやりくりしてイッパイイッパイの状態で仕事していたのに、今年度は、初っ端から8割近い出席率。幸先いいぞこれは!
ってことで、三役決めをすることになったのですが、お約束通り手を挙げる人は誰もなく・・・
(広報ってどこでもスカくじをひいた人の吹き溜まりなのよね・・・)
と思ったら、「んじゃ、アタシが長をやろうか」と挙手する人が。
普通こういう奇特な方が現れると、ワーッと拍手が起こって「ありがとうございます」「お願いします」ってなるんだろうけど、なんか様子がおかしい。
ちなみにその挙手された方、かなり目立つタイプで、会場に入ったときから気になっていたんですよね。
どういう風に目立つのかというと、かな〜り独特の濃ゆい化粧(でも洋服はジャージ)、年齢不詳(ヤンママか熟女かといったわからなさではなく、お母さんなのかおばあちゃんなのかといったわからなさ)で、どっかとあぐらをかき(まるで牢名主のよう)、そのへんにいる人に大きな声で話しかける(といってもフレンドリーな感じではなく、思ったことをそのまま口にしている感じ)で、とにかく良くも悪くも目立つヒト。

「誰もやるっていう人間がいないんならさぁ、アタシがやってやるよ。
 どうせヒマなんだし。何回かガッコに来りゃいんだろ!」


その言葉に凍りつく一同。
広報といえばPTAの中でも一番キツくて面倒くさい仕事なのに、この人わかって言ってるのかなぁ・・・
彼女のどこか投げやりな言動に一抹の不安がよぎります。
そしてそれはその場にいた人たちも同じだったと思います。
(他に立候補がなければこの人に決まるのか・・・)といったスリリングな展開になりかけた頃、おそるおそる手を挙げた人物がいました。
品のよさそうなご婦人。
「以前広報の仕事をした経験があります・・・」と、震える声で語り出しました。
それはそれは悲壮感漂う表情。きっと本心からやりたくはないんだろうな。
でも瞳の奥には、覚悟や諦めのようなものも仄見えて・・・
とりあえず凍りついた空気が一気に緩んだ瞬間でした。
誰もが突然の救世主出現にホッと胸をなでおろしたことでしょう。
結局、牢名主さんを差し置いて、その人が「長」の座に就くことになりました。
牢名主さんも「あーらアンタがやってくれんの。ならいいわ」とあっさり引き下がりました。
まあこんなやり取りの末、三役が決まったわけですが、あとで別の役員がコッソリと耳打ちしてくれました。

「実はね、これ、筋書き通り」

ええっ!?

話を聞いてコトの真相を理解しました。
どうやら牢名主さんは学校でもかなりの有名人らしく、彼女が役員になるとわかった時点で本部にマークされていたらしい。
「あの人は何でも自分でやるやるって言うタイプ。でもそんなことになったらもう大変」
「人の言うことは聞かないし、周りの人たちを引っ掻き回すだけ引っ掻き回して、いざとなるとバックレる」
「とにかくご近所や学校、いっぱいトラブルを抱えてて、なかには裁判沙汰にもなっているものもある」
など、いろんな噂話を聞かされて、あらためて驚く私。
本部ではこういう展開になることを予測して、あらかじめ「長」を引き受けてくれそうな人に声をかけていたらしい。
本部の読みや根回しもすごいが、本当にその通りの展開になるというのもすごい。いや、すごすぎる。

去年のメンバーは人手が足りなくて大変だったけど、今年は人手はあっても爆弾抱えてるようなもんだな。
新委員長さん大丈夫かしら・・・

というわけで、私の最後のご奉公は終了。
次代の人にいろいろ引き継ぐと、そそくさと中学校を後にしたのでした。

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2007年11月17日
バイオカー

この前バイオカーを見かけました。
といっても、別にバイオ燃料で走る車じゃなく、漢字で「廃汚カー」と書きます。私が命名しました。

ちょっと前、「汚ギャル」なんて言葉が話題になりましたね。
身なりには人一倍気をつかうくせに、部屋の中は、お菓子の食べかすやら、コンビニの袋、ペットボトル、カップ麺の容器、紙くず、雑誌、メイク用品、アクセサリー、脱いだ洋服、洗濯物、布団・・・ナドナドナドが散乱して足の踏み場もない・・・そんな女の子がテレビで紹介されておりました。それも堂々と顔出しで。
最近では、ゴミ屋敷のニュースなんかも目にしますな。
老若男女、だらしない方というのは全国いろんなところにいらっしゃるわけで。(ウチにもいます)

で、車内がまさにゴミ屋敷か汚ギャル部屋・・・という感じの車を発見したのです。
それが「バイオカー」。
しかもその車、廃車になっているわけではなく、フツーに街を走っているのです。
廃車みたいだけど現役で走っている車。
飲み食いしたものの残骸やスポーツ新聞、その他ワケわからん紙くずやらいろんなものを、ダッシュボードの上に乗せて、意気揚々と走る車。
信号待ちで停まったとき、堆積したゴミでハンドルのあたりがよく見えませんでした。
あれじゃ急ブレーキも踏めんだろうな。
もし踏んだら、車内は無重力状態の宇宙船の中のように、いろんなものが宙を舞うはず・・・と思ったんだけど、ゴミの隙間をゴミで埋めているような状態だったので、意外とパズルのようにがっちり固定されていて飛散しないようになっているのかも知れません。

まあしかし、車といえば密室ですよ。
狭い車の中であれだけのゴミ・・・たぶん相当な悪臭を放っているに違いありません。
車内でこいた自分の屁の臭いに閉口した経験のある私は、「おっさん、よく耐えていられるなぁ〜」とそのときちょっと尊敬の眼差しを向けてしまいました。いやちょっとだけですよ。ちょっとだけ。

今日もバイオカーはどこかの街を走っているのでしょうか。
あのままゴミを溜め込んでいったら、いつか視界が悪くなって運転できなくなると思うんですけど、あのおっさんは「お片づけ」ができる人なんでしょうか。
まあ、いらん心配ですわね。
そんなことより、ウチの中を掃除しなさいっちゅう話で、はい、今からやります。


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協栄ジムの金平会長の顔を見ていると、名古屋にあった某カーディーラーの営業さんの顔を思い出します。
ガタイがよくてコワモテで、顔の色が黒くて目の下にクマがあって・・・

車を見せてもらおうと訪れたその店で、いきなりダブルのスーツを着た金平会長似の営業さんの出迎えを浮け、震え上がるよよよ一家。
「さあさあ、どうぞ運転してみてください!」と言われ、全然購入予定じゃなかった高級SUV車を試乗することに。
緊張した面持ちで運転席に乗り込むヤジオ。
助手席に座る金平似の営業氏。私と子供たちは後部シートへ。さあ出発!
もしどこかへぶつけでもしたら、「どこに目ェつけてんだ、バッカヤロウ!」と怒鳴られそうで大変緊張しましたが、それは取り越し苦労でした。
とっても紳士的で、終始なごやかムード。
ヤジオはその車を大変気に入り、何度かディーラーと連絡を取りあいましたが、金平似の営業さんから電話がかかってくるたびに、夫婦で「コワい人から電話だよー」と言い合っていたのはここだけのヒミツです。
結局、我が家は全然アウトドアには縁が無いので、SUV車の購入は見送りとなりましたが、金平似の営業さんに「テメー、あんだけサービスしたのにそりゃねーだろがー!」と怒られることもなく、別の店でフツーにフツーのファミリーカーを購入したのでした。

それにしても、金平会長は見た目あんなに迫力があるのに(昔はもっと太っていて外国人の悪役レスラーのようだった・・・)、声は穏やか、丁寧な敬語で喋りの苦手そうな亀親子に変わって慇懃な態度で釈明する姿は、見た目と違って、好感度up。
それを見て、ちょうど名古屋のカーディーラーの営業さんもこんな感じだったよなぁと古い記憶を思い出した次第です。


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2007年10月16日
黒ずくめの女

「よよよさん、あそこに黒ずくめの格好した女の人いるでしょ。あの人、注意したほうがいいよ。さっき別の売り場の人から聞いたんだけど、有名な『バザー荒らし』なんだって・・・」
そう耳打ちされ、びっくりしながら振り返った先には、黒いタートルニットに黒いフレアーパンツ、黒い靴に黒手袋といった全身黒ずくめの女性がいました。
「あの人ね、私たちが目を離している隙に、商品を万引きしたり、売上金を持って行っちゃったりするらしいよ。」
その言葉に、すっかりビビりあがる私。
楽しいバザー会場が一転して犯罪密着24時の舞台に!(←大袈裟)

とにかくその女性の放つオーラは、独特のものがありました。
年齢は50代くらい。背はスラリと高く、大き目のサングラスに派手めの化粧、髪もボリュームたっぷりで、まるでどこかのマダムか女優のよう。
優雅な物腰でバッグやら衣類やらを手に取って品定めをしているのですが、先刻の情報が耳に入っているため、どうしても『この女はドロボー!』という目で見てしまう。
黒ずくめのスタイルも、どこか怪盗のコスチュームを思わせ、要注意人物ぶりに妙な説得力を持たせています。

この情報は既にみんなの耳にも行き届いているようで、売り子全員が彼女をマークしていました。
女性が商品を手に取るたびにその場の空気が張り詰め、女性が移動するたびに目線が動きます。
舞台裏を知っている私としては、あまりにもわかりやすいみんなの動きにドキドキしながらも、もしかして次の瞬間とんでもないものを目撃するのではないか、という興奮に包まれていました。
おそらくあのとき売り場にいた人たちは、誰もが 万引きGメン・二階堂雪(木の実ナナ) だったに違いありません。
しかし、黒ずくめの女は何も盗らず、何も買わず、さっさと行ってしまいました。
ホッとすると同時に何か物足りない気分にもなりました。
緊張の糸が切れたからでしょうか。
次回はもっと魅力的な品ぞろえで彼女のご来訪を待ちたいと思います。嘘です。


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2007年09月08日
こんな人を見た



  • 推定年齢・・・50代後半〜60代なかば
  • 髪型・・・赤茶色に染めた大仏型パンチパーマ
  • 顔・・・彫りは深いが、眉毛薄い
  • 服装(上半身)・・・背中のくりが深いスカーフ付き花柄Tシャツ
  • 体型(上半身)・・・猪首、ずんぐりむっくり
  • 服装(下半身)・・・テロテロした生地でできた膝上20センチくらいの白の超ミニ
  • 体型(下半身)・・・太ももにセルライトのボコボコ多数
  • 靴・・・白のパンプス(踵高め)

郊外の横断歩道をこんな格好で闊歩するオバハン。
首から上の印象と首から下の印象がまるで違う。
一体どこへ出かけるんだろうか・・・


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2007年07月11日
髪の毛を食う女

昨日、運転中に信号待ちをしていたら、向かいの歩道に髪の長い女の人が立っていました。
30代前半くらいでしょうか。ちょっとエキゾチックな顔立ちの美女です。(もしかしたら外国の方かも)
髪を馬の尻尾のようにひとつに束ね、後ろにダラーンと垂らしています。
彼女は、信号待ちで退屈したのか、大口をあけてあくびをしました。
そして何を思ったか、突然束ねていた髪をひっつかんで、口の中へと押し込んだのです。

え、えええっ・・・!?

突如目にした、奇怪な行動に私の目は釘付け。
当然全部入りきらなくて、口の脇からワサ〜ッと毛束が垂れているのですが、なんか「ウラメシヤ〜」の人みたいでちょっとこわい。
するとそのお姉さん、私の視線に気付いたようで、目と目があいました。
当然、くわえていた髪を口から出すと思っていたら、さらに新たな毛束をつかんで口の中に入れるではありませんか。
私がじっと見ているにもかかわらず、です。
しかも、その一連の動作があまりにも堂々としていたので、奇異でありながらどこか自然な感じさえします。


な・ぜ・だ


そのとき私の頭上にははてなマークが10個くらい飛び交っていたのではないでしょうか。
やがて信号が青にかわり、お姉さんは髪を口にくわえたまま横断歩道を歩いて行ったのですが、そんなに髪の毛って美味しいんでしょうか?

ためしに、自分の髪の毛(お姉さんほどには長くないので毛先だけ)を口に入れてみたのですが、確かに歯ざわり舌ざわり噛み応えなど、普通の食べ物にはない変わった触覚がありました。
でも、なぁ〜んも美味いことなんかねえ!!

きっとそのへんの醍醐味はあのお姉さんにしかわからないのでしょう。
まさに奇癖。超個人的な悦楽の世界・・・
まるで幼児が無意識に爪を噛んだり、指をしゃぶったり、ハナクソを食べたりするが如き感覚だとは思いますが、まあ、30代くらいの女性ならあまり人前でやらないほうがいいでしょうな。

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★ ちょっとイメージは違うけど、髪を食う女の代表といえばこれ!→ 「焔(ほのお)」 上村松園
 

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2007年05月20日
連チャン参観

週末は連チャンで授業参観がありました。

金曜日はえのさんの中学校。
教室に入るとえのさんの姿がない!
キョロキョロ探していると、クラスメートの子から、「えのさんなら保健室にいますよ」と教えてもらいました。
保健室に行ってみると、ベッドの上で腹痛に苦しんでいるえのさん発見。
しばらく付き添っていましたが、回復しそうにもなかったので、いったん家まで車を取りに戻り、そのまま連れて帰りました。
(えのさんの腹痛は夜にはおさまりました)
実はこの日、参観後にPTA総会があったのですが、パスしました。
ワザとじゃないよ、たまたまだよ!(ニヘヘ・・・)

土曜日はプクの学校。
両親参観ということで、普段はあまりお目にかからない「お父さん」たちの姿を多数目撃。
茶髪の派手なお母さん、絶対ダンナさんも茶髪のガテン系だろうと思っていたら、頭髪薄めの人の良さそうなお父さん。
うわー、なんかミッマッチ!
また、教師をしているという真面目そうなお母さん、ダンナさんも絶対おカタい感じの人だろうと思っていたら、業界人っぽいカジュアルなお父さん。
うわー、どうやって結びついたんだこの二人!
そのほかにも、えー、あんな若いお母さんにあんな老けたダンナさん〜!?とか、お母さんすっごい美人だけどお父さん地味〜!!とか、不思議なカップルをいくつも見かけました。
まさに【縁は異なもの味なもの】ですな。
そこで思ったのですが、ウチら夫婦はよそ様から見たらどんな風に見えるのか?
帰りの車の中で、ヤジオに、
「プクちゃんのお母さんったらあんなにきれいで上品なのに、パパは腹が出てセンス悪ぅ〜」
と言ったら、思いっきり鼻で笑われてしまいました。
ふん・・・



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2007年05月18日
人に歴史あり

「検索好きの詮索好き」をキャッチフレーズにしている私ですが、ネットサーフィンをしているとときたま「おおっ!」というような情報に遭遇することがあります。だからますますハマってしまうわけなんですが、今回もオモロイ情報を発見してしまいました。といっても、「私限定」のオモロさなんですがね。

学生時代の知り合いに、学内でも一目置かれている男子がおりました。
顔は、キムタクや若い頃のジュリーといった感じ。いわゆる華のあるモテ系ハンサム。
地方出身者なのですが、私みたいに垢抜けしていないのとは違い、ファッションやカルチャーにやたら詳しく、流行のアンテナをビビッと張り巡らせた遊び人。
夜な夜な六本木のディスコに現れ、女の子をとっかえひっかえしているかと思えば、アート活動を通して時代の最先端にも触れている。
貧乏たらしくてダサダサの男子学生たちの中でも、ひときわ異彩を放つ存在。
当時は今みたいにオシャレに気を使う男子はほとんどおらず、合宿先にヘアカーラーを持ってきて髪型を整えたり、揃いのトレーナーはダセーと言って一人だけDCブランドを着てきたり・・・というこだわりの男子は、かなり珍しかったのです。
そんな独特のイケメンぶりで女子にもカリスマ的人気があった彼、たぶん今頃はどこかのギョーカイ人として華やかな人生を送っているに違いないと思っておりましたが、とあるサイトでたまたま現在の姿を見つけてしまいました。
彼は、工房のオヤジになっていました。

女の子のようにきれいにセットされていた髪型はボサボサの無造作ヘアーに。
モノトーンのDCブランドでキメていたファッションはフツーのTシャツとパンツに。
ニューウエーブやパンク系だった趣味は素朴な手作りアートや陶芸作品に。
サイトには奥さんの写真もあったのですが、派手目で都会的なオネーチャン・・・ではなく清楚で可憐なタイプ。手作りの古民家風の家に小学生のお子さんと住んでおり、ご夫婦で芸術家として活躍されている様子。
インタビュー記事も読みましたが、語り口調が昔のとんがった馴れ馴れしい感じではなく、「ですます調」の落ち着いた感じ。しかも内容がものすごく知的でいかにも文化人っぽい。

いやー「人に歴史あり」とは言いますが、この20年あまりの間、彼の身に一体何が!?



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2007年03月18日
マネキンさんの憂鬱

スーパーのマネキンさん(試食デモンストレーター)のバイト。私も学生時代に1日だけやったことがあります。
モノは1本1800円の、お酢だのハチミツだのが入った健康ドリンク。1日で売ったのはたったの1本。
当時の日給が5000円くらいだったので、その日の稼ぎより人件費のほうが高かったことになります。
雇用主にとってはまさに最悪のマネキン・・・ (私が悪いんじゃないよ、1本1800円もするのがいけないんだよ!)
まあこれは25年も前の話ですが。

昨日、とあるスーパーに行ったら、お菓子売り場でお姉さんがデモ販売をしていました。
商品を買ってくれた人にスピードくじを引かせ、当たりだったらそのメーカーのお菓子をプレゼント、ということらしいのですが、私が目撃したのは、一人の初老の男性客・・・ファミリーでもなく、孫を連れているわけでもなく、お菓子などほとんど縁のなさそうな労務者風のオッサン・・・が、たまたまそのメーカーのお菓子を購入し、幸か不幸かくじで1等を引き当ててしまったところ。
マネキンのお姉さんは驚いた顔で、「お、おめでとうございますっ。一等が出ました。一等が当たりましたよっ。一等です!これはすごいことです。おめでとうございます」
と、必死でおめでたさを訴えているのに対し、オッサンは、「んああ?」とあまり事情が飲み込めていない様子。
お姉さんが手渡そうとしている一等賞品「●リコ製品詰め合わせセット」は大き目のダンボールに入っていて、それだけで1等をひきあてるのがいかにすごいことなのかということがわかるのですが、オッサンの顔は、『そんなでけーもんもらってもなぁ・・・』と明らかに困惑の表情。
親子連れとかではなく一番ありがたみのない人に一等が当たってしまった、しかもあとのクジはカスばかり・・・とあっては、マネキンのお姉さんもガックリでしょうな。
私も、目の前で一等が出たので早々に売り場から立ち去りました。世の中の風は冷たいものです。


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★ デバ地下でバイトしていた時、地下道で暮らしている方がよく試食にお見えになりました・・・

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2007年02月15日
寝相の法則

いや〜、寝相って伝染するんですね〜。
一人が寝返りを打つともう一人も寝返りを打ったり、二人とも同じ格好で寝ていたり。

寝相の法則


この親子、普段はそんなに親密度が高いわけではないのですが(厳しい父親にあまりなつかない息子)、二人並んで寝ている姿はやっぱりほほえましいものがあります。
深夜、写真を撮りながらえのさんと大笑いしてしまいました。

寝相の法則

 ↑  足の角度までおんなじ!  ↑


ちなみに、下の画像は、「私も真似したい〜」と言ってえのさんも加わった画像です。
いわゆる「ヤラセ」「過剰演出」というヤツです。
ここまでバッチリ寝相が揃うとウソくささプンプンですな。

寝相の法則

捏造疑惑が社会的に問題となっている折、舞台裏をあっさりバラしてしまう肝っ玉の小さな自分に乾杯!


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★ ちなみに私は、寝相もヒドいけどイビキもヒドいです・・・

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車の後部シートから何気なく外の景色を眺めていたら、歩道をヨタヨタしながら走ってくる一台の自転車があった。
運転していたのは初老のオヤジ。
見ると、缶入りドリンクを飲みながら片手運転をしている。
危ないなぁ〜!

あんまりヨタヨタ走っているので、
『道端に自転車をとめて、飲んでからまた運転すりゃいいのに』
と思い、あらためてオヤジの手元に注目すると、そこには「ハイリキ」の文字が・・・

最近、交通取締りのお巡りさんをよく見かけるけど、お酒を飲みながらの運転とはなんとも大胆な犯行。
近くにコンビニがあったので、そこで買ったはいいけれど、家まで我慢できなかったんだろうな。
まるで街角で水分補給するような感覚である。

ところで、ふと思ったんだけど、例えばこのオヤジが、ハイリキの缶を水筒代わりに使っていたとしたらどうだろう。
ハイリキを飲んでいるふりして、中身は麦茶だったら・・・

お巡りさんにつかまって、違反切符を切られそうになったとき、
「これジュースだもんねー」
と言ったらどうなるだろうか。
罪にはならないだろうけど、「紛らわしいことすんな!」って一叱されるかな。
どなたか勇気のあるちょい悪な人、試してみてください。

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先日ブックオフに行ったら、珍しく中年女性のグループが買い物に来ていた。
お客のほとんどが若者なので、そのおばちゃんたちの目立つこと目立つこと。
しかもグループなので、話し声がひときわでかい。

私もおばちゃんだからある意味仲間といえるが、やはりどう見ても清純派、
通路を塞ぐおばちゃんたちの圧倒的な迫力にはかなわない。

ちなみに、そのおばちゃんたちがいたのはグラビアなどが置いてあるところ。
普段は暗そうな男子が周囲を気にしながら立ち読みしているあの場所である。
そこで、
「私、この本持ってる〜」
「これ、キスシーンがいっぱいあってきれいよ〜」
と、アイドルにお熱の少女のようにはしゃいでいる。
その手の中には、しっかりと韓流ドラマの写真集が・・・

ナマ韓流軍団、初めて見ました。
おばちゃんたち、まさかそれ見たさにブックオフへわざわざ?
日本は平和です。

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夏休みの昼下がり、妹や妹の子供たち(中2の姪と小4の甥)と実家の居間でくつろいでいた。テレビはずっとつけっぱなし。画面はなんだかよくわかんないサスペンスドラマ。たぶん再放送。
みんな観ているようで観ていない。ようでたまに観ている。ちゅーか、それぞれ別のことをやっているので完全に『ながら視聴』。でも、ドラマが佳境にさしかかり、主人公の悪女が大金持ちの爺さんの遺産を狙って動きはじめたあたりから、三人の視線がテレビに釘付けになった。私はテレビに背を向けて彼女たちの向かい側に座りながら、三人の真剣な表情を見つめていた。六つの瞳がまばたきもせず画面に釘付け。
が、画面から急に「ア・ハーン」「ハァハァ」と喘ぎ声が聞こえはじめたとき、六つの瞳は一斉に違う方向に散った。
姪は、それまで机に広げたままほとんどやる気のなかった宿題ノートに向かい、甥は一時手を休めていたゲーム機を再びやり出し、妹は無言で立ち上がりテレビ本体のチャンネルを変えた。
その様子を見ながら、妹の家ではドラマでエッチなシーンが始まるといつもこうなのかと思った。我が家とは違う・・・

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2006年06月01日
街のそっくりさん

交差点を歩いていたら向い側から恰幅のいい紳士が歩いてきた。
いかつい顔に太い眉、膝丈の短パンにTシャツ、毛むくじゃらの足にサンダル。
ゆったり歩く彼の脇には紐につながれた和犬・・・。
心の中でこの紳士に「西郷どん」と愛称をつけました。
町内に一人はいるタイプ。

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先日スーパーであった話なんですが。
買い物中やたらデカい声で話しているオババがいたのです。
年の頃なら60〜70代くらい。若い店員の男女をつかまえて、一人で何やらくっちゃべっています。
これはひょっとして『クレームオババ』?
そう思って立ち聞きしていたのですが(というか、自然に耳に入ってきた)、そうではありませんでした。

「ええ、あの人品がいいわよねぇ〜。近頃あんな品のある娘さん、探したってそうそういないわよ。やっぱり親のしつけがよかったのかしらねぇ〜」

ほほぉ〜、どうやら人のうわさ話です。
どなたかお知り合いのお嬢さんでもほめていらっしゃるのでしょうか。

「研究所の研究員をしてたっていうでしょ。デキがいいのよね、あそこんちはみんな」

ええと、その娘さん、品があって育ちがよくて、ご家族そろってデキがいいみたいです。

「また結婚式がよかったわよ。派手じゃなくて落ち着いた感じでさ」

どうやらオババはその娘さんの結婚式について語っているようですが・・・

「相手の人は公務員でしょ。都庁の。見るからにまじめそうで、あんなお似合いの人をよく見つけてくるもんだって感心するわ。背も高くてスラッとしていて・・・身長176センチだか179センチだっていうじゃない、あの子の真ん中のお兄さんも背が高かったわよね、どっちが高いかしら・・・」

おいおい、それってもしかしてロイヤルファミリーの話かい!

私はやっと気がつきました。
おばさんはそのあとも、「あの子は運動神経がよくて運転免許の試験も一発で受かった」とか「新居は1DKの賃貸マンションで、都心に建築中のマンションが完成したらそこに引っ越す」とか「ハネムーンは年明けのお伊勢参りになるらしい」とか、私でも知っているようなテレビネタを、まるで自分の知り合いの話でもするかのように延々と語り続けるのでした。
それを、仕事の手をとめてウンウンと聞いている店員さんたち。
笑顔で相槌を打ってはいるものの、目は誰かに助けを求めているようでした。
たぶん私が買い物をする前からそのオババにつかまっていたのでしょう。
かなりの時間店内にいたような気がするのですが、レジを済ませてふと見たら、まだオババは喋り続けていました。

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専業主婦って意外に『オヤジ』に遭遇する機会が少ないんですよね。
考えてみれば、通勤電車に乗ることもないし、上司がいるわけでもないし、近所のご主人連中はみな紳士・・・というわけで油断していたら、やってきたんですよ、絵に描いたようなオヤジが!

実はウチの電気器具の修理を某所に頼んでいたのですが、そこから派遣されてきた技術員の人、電話でアポをとる声はハキハキして私はてっきり若い兄ちゃんだと思っていたのですが、玄関のドアを開けた途端、そこにいたのは白髪頭で小太りの見るからにオヤジオヤジした人でした。
しかも、びっくりするほどおクチが臭い・・・

ニオイのキツイ食べ物を食った直後のいわゆる『急性』の臭さではありません。
オヤジの内臓あたりから常時わき出てくる『慢性』の香りですな。
「お願いだからあんまり喋らんといてくれ〜」
とココロの中で思っても、相手も仕事です。
電気器具の不都合箇所を確認したり、パーツのことなど、こと細かに聞いてくるんです・・・内臓臭を漂わせながら。
先日まで風邪をこじらせていてニオイなんて全然わからなかった私。
治った途端これかよ!
私は運命を呪いましたね。

また、間近で見る彼の顔、なぜだか耳穴にばかり目が行くんです。
「やけに黒い耳穴だなぁ」と思っていたら、それは汚れているのではなく、真っ黒な耳毛がボワッボワッと生えているからなのでした。
鼻毛がボーボーの人ならよく見るんだけど、耳毛がボワボワの人なんて初めて見ました。
というか、耳からあんなに毛が伸びるものなのか!
彼は耳に何か特別な養分を蓄えているにちがいありません。

そのあとも、作業中にやたらとひとりごとは言うし、説明が異常に長いし、ちょこまかした動きをするし、一度気になり出すとどうにも止まらない彼のオヤジっぷり。

彼は、春風が連れてきた妖精だったのでしょうか・・・

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2005年02月24日
言い間違い

最近、大きなスーパーの食料品売り場に行くと、小さなクッキングブースがあって、その中でヘッドセット型のマイクをつけた女性がお料理ショーみたいなことをやっているのを目にします。
昨日行った某大手スーパーでも、精肉売り場の前で白いエプロン姿の女性がいろんなお肉レシピを実演しているところでした。
「ふむふむ、やっちょるな・・・」
と、チラリと見ただけで私はとりたてて興味もないので、必要なものだけを購入すべく売り場のほうに行きました。でも、スピーカーからは絶えず女性の声が流れてきます。
そんな中、お肉のパックを手にとりながら品定めをしていると、不意に聞こえてきた女性のナレーション。

「えー奥様、この豚の黒毛和牛なんですが・・・」


すぐさま気がつかれたようで苦笑いなさっていらっしゃいましたが、何を思って「豚の黒毛和牛」なんてことをおっしゃったのかは不明です。

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先週から大宮ナンバーの車に乗っている私ですが。

ええ、名古屋ナンバーのままでも別にかまわなかったんですが、種々の福祉サービス(自動車税の減免、駐車禁止免除、高速料金割引など)を受けようと思ったら、ナンバーを変えるしかないということで、手続きをすることにしたのです。

揃えなければならない書類が山ほどあり、さらにその書類を作るための書類というのもあったりして、ワケわかんなくなりながらも一枚一枚片付け、やっとのことで書類が揃い、運輸局に出向くことになったのですが、これがまた市のドはずれ(?)にある庁舎でして、私は「片道40分くらいだな」と踏み、3時にプクのスクールバスが帰ってきてから出かけることにしたのですが、これが思わぬ大誤算。渋滞に巻き込まれ、4時締め切りと書類に書いてあったにもかかわらず、到着したのは4時10分ごろ。
案の定職員さんに「4時までなんですけどねぇ」と小言を言われてしまいました。
しかし、せっかくここまで来たのにまた出直してくるのもナンですので、すがるような視線で訴えかけたところ、「ハイ、じゃあこれ大至急書いて!」と新たな書類を手渡されたのです。
うげー、まだ書類があんのかよー、しかも書くとこがイッパイ・・・。
しかし文句も言ってられません。私は頑張って書くことにしました。
ところが、書式がわからずトロトロやっていると、見かねた職員さんが「しょうがないなァ」というような目つきで書き込むのを手伝ってくれました。

結局、ナンバーを変える手続きと減免の申請を一度にやったため、数箇所の庁舎を回らされて、やっとのことで新しいナンバーを手にいれることができたのは、そろそろ日も落ちようかという時間。
その間ずっとプクが車の中でおとなしくしていてくれたのは幸いでした。


ところで、このナンバープレート、着脱は自分の手でやるんですね。
ちっとも知りませんでした。
取り外し工具なんかは庁舎の前に置いてあるのですが、木ネジははずれるものの封緘(ふうかん)の外し方がわからない。
で、チラリと横を見るとちょうど二人の男性がちょうどプレートを取り付けている真っ最中でした。
「あのぅ〜、すみません」と、その男性たちに声をかけると、彼らは「あン?」という感じで私を振り返りました。
それを見てちょっとびっくり。
振り返った彼らはガタイがよく、角刈りにシルバーのマオカラーのスーツといった、どう見ても玄人風のお兄ィさんとしか言いようのないいでたちをしていたからです。
ビビりまくるよよよ。
しかし、平静を保ちながら、「この封緘どうやって外すんですか?」と勇気を振り絞って尋ねると、一人がドライバーを持ったままスックと立ち上がり、

「ブスっとやっちゃってもいいっスか?」



この時、彼の声が哀川翔ばりの澄み切ったボーイソプラノでなかったら、私は卒倒していたかもしれません。
翔声の人は、ドライバーをギュッと握り締めると、まるでドスを突き立てるかのような仕草で封緘にブスリと突き刺しました。
あまりに似合っていたため思わず拍手を送りたくなってしまいましたが、やめました。
というか、封緘って結構ヤワいものだったんですね。
ガックリ肩の力が抜けてしまいました。
それに、よく見ると、翔声の人はそんなにコワモテタイプでもなく、さらに、彼らの車もちっともソレ風ではないファミリータイプのワゴン車で、ドキドキして損したという感じでした。

この人たち、案外ファッションだけなのかも知れないな〜

と思いながら帰路についたのですが、シルバーのマオカラーのスーツなんて、一体どこに売ってるんでしょう?

まあいいや、私が無事にプレートを交換できたのも翔アニキのおかげなんですから。

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ええと、東京から帰ってくる新幹線の中でのエピソードを。

行き帰りとも「のぞみ」だったのですが、「行き」の自由席が満席で座れなかったため、「帰り」は指定をとることにしました。東京駅で弁当を買い、発車のベルを待たずに包みをあけ食べはじめました。品川を過ぎた頃さっそく検札があり、車掌さんが前のほうの席から一人ひとりチケットを調べにきたのですが・・・


  失礼いたしまーーーーーーーー
  乗車券を拝見いたしいたしまーーーーーーー
  ありがとうございまーーーーーーーーーー


  スー、スー、スー・・・

なぜか「スー」という語尾をものすごく伸ばす車掌さんでした。

その声が一定のリズムで近づいてくるたびに、私の箸を持つ手はプルプル震え、それにつられてえのさんも「グフフッ」と肩を震わせ、二人で弁当をほおばりながら「プププ・・・グフフ・・・」と笑っていたのです。
そのうち私たちの席にも検札がまわってきて、その場はどうにかやりすごしたものの、車掌さんが後ろに通り過ぎても、いつまでも「スーーーーーー」という音だけが耳に入ってくるので、そのたびに弁当を吹き出さぬよう笑いをこらえるのに必死でした。

隣に座っていたビジネスマン風のおじさん、その節は、旅慣れていないバカ親子が、読書中のところを大変お騒がせして申し訳ありませんでした。この場を借りてお詫び申し上げます。

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